2013年7月、ついに連邦破産法第9条の適用を申請したミシガン州デトロイト市。その過疎化と退廃速度はすさまじく、”無法の荒野”と化している。貧困化が進み、犯罪が増加する一方で、公共サービスの低下により、銃で撃たれて警察や救急車を呼んでも無視され、死に至るケースもある。運よく警察が来たとしても、到着までに平均1時間ほどかかるという。
これらの写真はここ数年のデトロイトの町の様子をグーグルストリートビューが配信したものである。5.6年でこれほどまでに廃墟化が進んでいるようだ。
1:2009年・2013年
2:2009年・2011年・2013年(7月)・2013年(8月)
3:2009年・2011年・2013年
4:2008年・2011年・2013年
5:2008年・2009年・2011年・2013年
デトロイト市の人口は現在70万人ほどである。最盛期の人口は200万人に及んだ。デトロイト市が凋落した原因はアメリカの自動車産業の低迷と関係しているがそれだけではない。1967年の黒人暴動により、廃墟となった地帯を放置し続けたことも要因となっている。
デトロイト市では政、商工会議所、NPOなどによる雇用創出をはじめとした復興努力をしているが、思うように進んでいないのが現状だ。
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Jun 2014
グーグルストリートビューで見るデトロイトの変化がスゴい
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